Umbraco 7.1.1 が公開されています。Umbraco 7 で動作するパッケージも増えてきたし、Umbraco 7.1の公開でシステムの方も安定してきたように思います。そのためか、Google トレンド(下の図)をみると、最近Umbracoは人気度が伸びています。

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しかし、日本では全く使われていないようです。Niels が下の図のとおり4月9日のインストール状況をツイートしているのですが、日本はゼロでした。

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それで、久しぶりに Umbraco のことを書いてみます。Umbraco 7 では、以前と比べるとインストーラーや管理画面がスマートになっています。それから、Azure Web サイトを使うとインストールも簡単です。Microsoft Azure へのインストールのメモも作成しました。

このサイトを Umbraco 7 にアップグレードしようと思ったのですが、uCommentsy が Umbraco 7 に対応していないということでやめて、ecitizen.jp の方をアップグレードしてみました。インストールの途中でデータベースの更新エラーが発生しましたが、Umbraco のフォーラムに丁度その問題の記事があったので、その記事の最後にある SQL スクリプトを実行すると無事にアップグレードすることができました。Umbraco 4 の時にインストールした場合に発生するエラーのようです。Umbraco 7 にすると管理画面がよくなりました。

Umbraco 6 で 新 API の導入、Umbraco 7 では AngularJS を使った新管理画面の導入と大きなアップデートがあって、過去のパッケージが使えなくなりました。でも、使いやすくなったし、これで当分はこのような大きな修正はないと思うので、Umbraco を一度使ってみてください。

日本では、CMS は WordPress が人気で、SEO にもいいと言われていますが、ブログは、一度書いてしまうとその記事を修正するのは基本的には禁じ手です。だから、人気のある記事を同じ URL でアップデートしながら最新のものにしていくということができません。これは、SEO にとって非常に残念なことで、人気のある記事は Umbrco に移行させて、アップデートしていくのは SEO 的にみていい方法だと思います。